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Visionの欠如 [世間を見回してみて、思う事]

我々日本人は、自分たちがどういう種類の人間なのか
日本人論に興味を示す人は少なくないらしい。
少なくとも、私はそんな日本人の一人だ。
いつの時代にも、
何事にも例外は付きものかも知れないが、
日本人は概して、
着想に豊かな人は少数派なのだろうと思う。
自分の頭で考え、
自分独自の主張を論理的にまとめ上げ、
それを臆面もなく、周りに振り撒くことに、
積極的な人は、少数派だろう。
自分が賛同できる人の意見には付和雷同して、
群れの一員になる人は多くても、
自分が独自の旗を振り、
物事の先頭に立つ人割合は少ない。
団体の中で、
自分の分担する役割に貢献することは得意でも、
その団体の頭になる人は多くない。
それは、多くの大衆を引っ張っていけるだけの
ヴィジョンを示せる人が少ないからだ。
誰か先人がすでに確立したものの物まねや、
そこから派生して改良を加える分野は得意でも、
自分初のまったくのオリジナルを創造することは、
あまり得意とは言えない。
日本人の間では、個人プレイではなくて、総体の合意で
物事を決める意思決定の仕方が支配的だ。
いきなり本番の交渉には持ち込まず、
まずは日本人の得意とする「根回し」が先行する。
特に役所の仕事はその最たるもので、
みんなで決めて、それが失敗に終わっても、
大きな金銭的被害をもたらしたとしても、
不思議な事に、誰も責任を取らない。
すべて、国民の税金で賄われ、
自分の腹を痛めることは全くないので、
いくら損をしても、どこ吹く風、
そんなこと、お構いなしだ。
だから、大金を投じて造ったものも、
それが上手くいかなければ、
その投資額のほんの一部相当額で売却することにも
全く抵抗がない。 まったく信じがたいことだが、
それが今まで見聞きした現実だ。
例えば100億円かけて造ったものでも、二束三文の
例えばたったの1億円で処分することに抵抗がない。
一般の私企業では考えられない、そろばん勘定抜きの、
信じられないような感覚の横行が見られる。
遅れず、休まず、頑張らずの感覚で前例重視。
従来からの慣行を踏襲することに汲々とし、
自分の色を出して、
より良い方向を試みるということはあり得ない。
改善や進化よりも、前例に見習うことで
事なきを得ようとする。 そこには、
新しいヴィジョンも斬新な着想も何もない。
事態をより良くしようという気概も気骨もない。
グループ全体が、そのように考えるきらいがあり、
一般の私企業のような改善などは、
その微塵も期待できない。
何か不都合が発生すれば、その失策を
そのグループが一丸となって隠そうとする場合もある。
段々中身が腐ってきて、気が付けば、とんでもないこと
なっている場合もある。厚生省の薬害事件も、
ずさんな年金記録の故意の改ざんや抹殺も、
国民を愚弄する事件として世間を騒がせた。
スタッフ各個人の元来の資質がまともでも、
組織の中での感覚の麻痺は、
思わぬ弊害を起こす原因となる。
組織が理想的に機能しないという悪の原因があるのだろう。
誰が責任者なのか、特定の個人の責任を、
みんなで回避するように仕組まれた組織活動で、
誰もが責任を取ろうとしない。
没個性的でそのような組織の決定に従うやり方では、
先端を行く斬新な着想などは当然出てこないし、
個人的に独自のヴィジョンを持つなどということは、
全くの絵空事になる。 事なかれ主義の横行のみが
幅を利かせる事態はとても残念で憂慮すべきこと。
何も考えようとしない豚の集団のようだ。



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