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付き合えばわかる、日本人とは ブログトップ

日本人の脆弱性 [付き合えばわかる、日本人とは]

日本人は自分のことに関して、大いに興味を持つ割合には、
あまり自分の事が分かっていないようだ。
いや、自分の事が分かっていると錯覚しているのが、
相当だろう。
確かに、自分の属する社会の中で一般に通用する概念の下では、
自分のことは間違いなく的確に理解しているのだろう。
だけど、多くの日本人が不得意とする分野、
世界の多種多様な文化や社会の実態の把握、
それがままならないように、
自分の社会の「外」から見た、
自分の属する世界とは別の世界の異なる価値観で見た場合、
日本及び日本人がどういうものか、
それについて多分あまり認識できていないのだろう。
そこに日本人の脆弱性の一つがある。

自分の価値観は、広い世界の中では、
それは絶対的なものではなく、
単に、一つの例にしか過ぎない。
価値観はそれこそそれぞれ。
例えば、モノガミーが常識の日本では、
イスラム教国のポリガミーのことは分からないだろう。
多神教国の日本では、神仏扱いに整合性などはない。
結婚式は神前や人前で、葬式は仏前など、
その時の事情に応じて都合よく取り替える。
神前と言っても、日本古来の八百万の神々もあれば、
キリストもある。 何でもありだ。
イスラムの国では信仰の対象になる偶像などは一切ない。
皆同じ時間に同じ方向に向かって日々複数回の礼拝をする。
富める者が貧しい者に施す喜捨は当たり前のこと。
全く我々のそれとは異質の文化や歴史があり、
それが世界の多くの国々の、
多様な人々の生活に影響を与えている。

日本という国は、1853年(嘉永六年)ペリーが日本に
開国をせまるまで2世紀以上に渡って、
鎖国をしていたとのこと。
世界から長きに渡って孤立していたことのある希な国だ。
その間、人々は他の広い世界から完全に断絶され、
狭い世界の中で独自の文化を育んできた。
その純粋培養の果実には、世界に誇れる文化もある一方で、
その純粋培養環境が故に、対外的には不得手な分野も
同時に形成される結果となった。
戦後67年以上も経過しているのに、
依然国としては外交が不得意だし、
一般国民の個人レベルでも、洋才に長けた人は多くない。
個人レベルでは、実際に他国の人々の間でもまれるという
試練の機会がなかったために、どう外国人と渡り合えばいいのか、
その辺の社交術がかなり未熟だ。
現実に、外国人に話しかけられても、同胞相手と同じように
対応できる人は多数派ではない。
自分の属する社会の価値観や行動規範以外に、
自分の知らない別世界にあるそれらの現実を知らないが故に、
滑らかな人間関係の構築が得意ではない。
勿論、その背景には言語能力も大いに関係しているところだか。

他国を見渡せば、一般的には、一つの社会が複数の人種で
構成されている場合が多い。 一人種、一言語、一習慣という例は
むしろ珍しい。 他国では、同じ社会の中に異なる人種と同居し
ひとつの社会を構成している場合が多い。
その最たる国がアメリカだろう。
また、地続きのヨーロッパでは、その地理的事情もあって、
他人種の往来も多く、日常的に目の前に異人種がいるのが
当たり前で珍しくもない。
それに反して、日本の場合は、概して他国の人々と
日常的に交わることが殆どないから、
その分野のスキルを上達させる機会が殆どない。
海外に出かけても、多くは同胞との短期間の団体行動のみで、
その国の表面だけを眺めることに終始し、
自分の殻を破ることは珍しいので、実質的に新たな世界の
見分が広まらない。 他国の事情を良く知らないから、
他国を含めた行事などの旗振りもままならない。
だから、常に、他国の間にあっては、
先頭を走ることが得意でない。
日本人の謙虚さがどうしても出てしまう。

現代の歴史を振り返れば、日本は世界の各地に、
多大な金銭上の援助をしてきたその代表国だ。
でも、金だけ出しておけば、それでいいというものでもない。
日本は金を出すが、口を出すのが得意ではない。
それは政治の分野のみに留まらない。
文化的な面でも、日本は対外的に自己宣伝をするのが
特異でないというか、その種のことにはあまりエネルギーを
注いで来なかった。
例えば、フランスの場合は、他国でのフランス語普及に
政府が力を入れている。 それは今に始まったことではない。

然るに、日本政府が海外で日本語普及に尽力しているという
話は聞こえて来ない。 自分のことを理解してもらう努力に
欠けていた。 相手を知る努力も足りないし、
相手に知ってもらう努力もおぼつかない。

アメリカは真珠湾攻撃を受ける前から
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」を実践していたのに、
日本には、その反対に「敵国の英語を学ぶのは非国民だ」と言って
禁止していた愚かな指導者が歴史上にいたらしい。
なんと、見識のない、浅はかな度量の小さいことか。
多分、それは島国根性などと揶揄されることに起因するのだろう。
まずは、何はともあれ、広い世界の歴史や現実や事実関係を
良く知り、それらの知識や有効な情報を駆使して、
国家の利益を図り、国民に利益を生み出すことが望まれる。
国民も個人レベルでその種の情報工学では、努力したいもの。
個人には個人で出来る事がある。
自らの力を世界の平和や繁栄や親睦のために活用できるよう、
世界で孤立することなく、世界の中心的役割を担えるように、
世界の国々から敬意を持って見られるように、我々の
脆弱な部分の補強に努めたい。 我々日本人はやればできるし、
その役割は期待されている。 個人レベルでは、まずは
世界に友達をつくり、交流を通じて友情を維持する辺りから
始めよう。 新しい友を通じて、それまでは全く知る由もなかった
新しいことの発見の恩恵にあずかれる機会は大いに増すだろう。
今すぐに出来ることから始めよう。

私はこんなところに登録している、ご参考まで:
http://www.hi5.com/NickEcrivain



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