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On s'occupe de vous. [客が有難うという文化]

フランスでは、何か買物をするために店に入ると、
店員の人が「御用をたまわります」という場合に、
このように言います: On s'occupe de vous, Madame ?

イタリアでは、その場合: Posso aiutarLa ?

アメリカ映画の中では:

1) 「Tiffanyで朝食を」の中では: May I help you ?

2) 「めぐり逢い」の中では: Most happy to take care of you.

これらに関して、共通している点は:

販売は、店員が訪問客と一対一で「対面」して行う、のが原則。

つまり、客が一人で好き勝手に商品を触ったりせずに、
店員に好みの内容を言ったりしながら、
見たいものを出してもらって見せてもらう。 
その「対面」方式は、その客が買い物を終わるまで、
その客と一対一で「係りきり」になり、途中で他の客の相手はしない。

次の客は、同様に、他の空いている店員に対応してもらうか、
空いている店員がいなければ、その前の客が終わるまで、
自分の順番を待つ。 
換言すれば、あとから来た客が、
勝手に接客中の店員に割り込んで話さない。 
それがルールの模様。

日本では、
そこまで厳格に一対一の対面方式を実行している店は、
よほどの高級店だろう。 
横から他の客に話し掛けられても、
完璧に無視するという極端なことはない。 
また、店の商品を、
店員に断らずに勝手に手に取ってみても文句を言われない。 
店にとっては、お客さんが大事で、
お客さんに「買っていただく」という認識がある。 
日本の客には、
店に「売っていただく」というヨーロッパ的な感覚はない。

でも、フランスやイタリアでは、
自分が欲しいものを、
自分が納得できる値段で提供してくれたのだから、
売り手ではなく、
買い手が売り手に「ありがとう」と言うのが普通だという話を、
フランス人から聞いたことがある。 
それって、文化の違いなんですね。



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